2025.8.21
AI
労働力は「雇用」から「接続」する時代へ
〜チームの可能性を広げる「デジタル労働力」という、新しい選択肢〜
「もっと生産性を高めたい」。それは多くの組織にとって、共通の願いではないでしょうか。現場では素晴らしい工夫や努力が日々重ねられているにも関わらず、なぜか多忙感がなかなか解消されない。多くの方が、そんなもどかしさを感じていらっしゃるかもしれません。
私たちも、その一因はどこにあるのだろうかと考えています。もしかしたら、問題は個々の業務のやり方だけではなく、私たちが無意識のうちに前提としている「チームのあり方」にあるのかもしれません。
これまでの歩みと、新しい選択肢
これまで私たちは、より良いツールを探したり、業務プロセスを見直したりと、様々な方法でこの課題と向き合ってきました。それらはどれも価値ある大切な取り組みです。
そうした改善努力に加えて、今、これまでとは違う角度から「労働力」そのものについて考える、新しい選択肢が生まれています。
これまでは「チームの力=雇用した人の力」と考えるのが自然でした。しかし、もし、人を採用するという選択をしなくても、必要な業務を高い品質で担ってくれる存在がいたら、組織の可能性はもっと広がるかもしれません。
ビジネスの新しい「インフラ」という考え方
その選択肢の一つが「デジタル労働力」と呼ばれる考え方です。
これは、何かを自動化する「ツール」というよりも、オフィスに電気やインターネットが引かれたように、ビジネスの基盤となる新しい「インフラ」として捉えることができるかもしれません。
例えば、「月数万円から利用できる、プロが品質を保証する働き手」。
このような存在がいれば、労働力は「所有(雇用)」するものだけでなく、必要な時に必要な分だけ「接続(利用)」するもの、という考え方もできそうです。
これまでの大切な雇用の形はそのままに、業務内容に応じてこうした新しい働き手(デジタル労働力)に仕事の一部を任せる。そんな、より柔軟なチームづくりが、これからは可能になるのかもしれません。

共に描く、これからのチームの姿
こうした変化は、リーダーやマネージャーの役割にも、新しい光を当ててくれるように思います。
これからは、誰にどの仕事を任せるかという従来の「組織設計」に加えて、人間とデジタルという異なる得意分野を持つ働き手を、いかに共生させ、チーム全体でより大きな価値を生み出すか、という「生態系デザイン」のような視点が、さらに大切になってくるのではないでしょうか。
専門家が専門的な仕事に安心して没頭でき、チームの誰もが「本当に向き合いたかった仕事」に時間を使えるようになる。そんな未来を、新しいテクノロジーと共に描いていけるとすれば、それはとても素晴らしいことだと感じます。
編集後記
今回は、AIをビジネスの新しい「インフラ」として捉える視点を、一つの可能性としてご紹介させていただきました。日々、現場で奮闘されている皆様にとって、この記事が何か少しでも新しい風を感じるきっかけとなれたなら幸いです。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
編集員:畠田 拓
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